3人打ちの麻雀でよく聞く「ツモ損」とは?ありとなしで何が変わる?

しつこく繰り返しているワードですが、三人麻雀にはいろんなルールが存在します。

その中でもこの「ツモ損(ツモゾン)」は重要なルールで覚えておくべきルールの一つです。

ある程度のレベルの打ち手であればツモ損の「あり」と「なし」で打ち方を変えているようです。

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ツモ損は三人麻雀特有のルール

ツモ損についてご紹介します。

ツモ損の概要

「ツモ損」とは三人麻雀で採用されているルールです。その名のとおり、ツモで上がると出上がり(ロン)する場合と比べて損をするルールです。

かんたんに言うと、

三人麻雀は四人麻雀より一人少ないので、一人分の支払いが受けられないツモあがりは損ですよ!

ということです。

ツモ損の有無は麻雀をする地方やメンツ、お店によって様々です。

どちらが一般的かどうかもよく分からないのですが、どうなんでしょうか?

もう少し詳しく次項から説明していきます。

ツモ損の詳細

三人麻雀の点数は基本的に四人麻雀をベースにしていることが多いです。

「ロンあがり」は何も損はしないのですが、「ツモあがり」は損をします。

満貫以上の場合、四人麻雀と三人麻雀の点数はそれぞれ下記のとおりとなります。

  • 四人麻雀の点数表(満貫以上)

東家→親 南家→ツモあがり

東家南家
得点
西家北家
満貫-4,000+8,000-2,000-2,000
跳満-6,000+12,000-3,000-3,000
倍満-8,000+16,000-4,000-4,000
三倍満-12,000+24,000-6,000-6,000
役満-16,000+32,000-8,000-8,000
  • 三人麻雀の点数表(満貫以上)

東家→親 南家→ツモあがり

東家南家
得点
西家北家
満貫-4,000+6,000-2,000/
跳満-6,000+9,000-3,000/
倍満-8,000+12,000-4,000/
三倍満-12,000+18,000-6,000/
役満-16,000+24,000-8,000/

親と子のそれぞれの支払額は同じなのに、三人麻雀は北家が存在しないのでその分の支払いがもらえません。

その結果、三人麻雀の場合、ツモあがることで下記のようにをします。

  • 三人麻雀と四人麻雀の得点比較(満貫以上)
四人麻雀
得点
三人麻雀
得点
損する
点数
満貫+8,000+6,000-2,000
跳満+12,000+9,000-3,000
倍満+16,000+12,000-4,000
三倍満+24,000+18,000-6,000
役満+32,000+24,000-8,000

同じ手を上がっても「ロン(出あがり)」か「ツモあがり」かで最大8,000点(親は16,000点)も違ってくるのです。

この「ツモ損」と言うルールは決してマイナーなルールではありません。

次項からツモ損の有無で何が変わるのかを解説していきます。

ツモ損による打ち方への影響

ツモ損によって何か打ち方わかるような事はあるのでしょうか?

出あがり(ロン)を狙う?

ツモると損をするなんて…であれば出あがり(ロン)であがればいいの?

単純に考えると

単純ではありますが、ツモると損をするなら出あがり(ロン)の方がいいじゃん!となります。

三人麻雀は四人麻雀に比べると得点が高くなります。跳満や倍満なんて普通に出ますからツモ損の影響も大きくなります。

倍満であれば子で4,000点、親で8,000点も損をしますから、お得な出あがり(ロン)がしやすいようにリーチをかけない(ダマテン)ことが増えてきます。

また、振り込むよりツモられた方が良いことから、相手がリーチをかけてきたりテンパイした時には徹底的にオリに回るのも有効かもしれません。

本場やチップも考慮すると

まずは本場を考慮してみます。一般的には親が連チャンしたり流れたりした場合、「1本場」「2本場」…と本場を重ねていきます。

三人麻雀の場合は1本場につき1,000点増しで支払うとなっているルールが結構あります。

1本場の場合で出あがり(ロン)の時、振り込んだ人が1,000点増しで支払いますが、ツモ上がりの場合は2人から1,000点ずつ、計2,000点が余分に支払われます。

例えば、子が満貫をツモ上がった場合、得られる得点は下記のようになります。

出あがりツモあがり判定
0本場8,000点6,000点出あがりが得
1本場9,000点8,000点出あがりが得
2本場10,000点10,000点変わらない
3本場11,000点12,000点ツモあがりが得
4本場12,000点14,000点ツモあがりが得

2本場から出あがりとツモあがりの得点差がなくなり、3本場からはツモあがりの方がお得です。

続いて、チップが付く場合ですが、一般的な雀荘だとリーチをかけて上がった時に、「一発」や「裏ドラ」がのっていればチップがもらえます。

例えば、「リーチ・一発・ツモ・裏ドラ2枚」場合、一発の1枚と裏ドラの2枚の計3枚のチップが2人からそれぞれ支払われます(合計6枚ゲット)。

一方で、出あがりの場合でもチップはもらえますが、振り込んだ人からの3枚のみです。

チップを1枚いくらに設定するかで変わってきますが、千点50円のレートでチップ1枚100円とした場合だとチップ1枚2,000点に換算できるわけです。

そうなると、ダマテンで出あがりした場合と比較するとチップ6枚で600円、点数に直すと12,000点も多いことになります。

まとめ

結局は、ツモ損ありだからといって「こうした方が良い」となることはありません。

あくまでも戦略を立てる上での一つの要素に過ぎないと言うことだと思います。

本場の積み方やチップの対象役や1枚あたりの金額、もっと言えば場況やその日の調子など色んなことを絡み合わせて戦略を練りましょう。

あーむずっ!!だから麻雀はおもしろい!

計算がややこしくなる

最近は当サイトでもご紹介しているように、点数表示機能付きの全自動麻雀卓が普通になってきましたので、点数計算も楽になりました。

とはいえ、四人麻雀に慣れている人だとツモあがりと出あがり(ロン)の場合で得られる点数が異なると頭が混乱します。

トップと15,000点差であれば、8,000点直撃で逆転できるのに、ツモあがりだと…考えるのが大変です。

苦労してツモり四暗刻上がったぜい!8,000−16,000!と申告したところで、役満にしては少ねえなぁ…とW

ツモ損はあり?なし?

個人的にはリーチの効力がツモ損なしと比較して落ちるところがあまり好きではないのです。

しかし、ツモ損ありのルールでずっとやってきたこともあって、それが当たり前になっています。

まとめるのが面倒くさくなってきたので、、、ツモ損あり、なし、どちらでも麻雀ならOK!ってことでW

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