リーチ(立直)って麻雀をするなら必ず知っておかなければならない基本役です。
テンパイを宣言することによって付く役で1翻役です。
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リーチをかけるための条件
リーチをかけるにも条件があります。
1.テンパイしていること
もし間違えてテンパイしていないのにリーチをかけた場合、流局時にチョンボとなり罰符を支払うことになります。流局までに誰かがあがればそちらが優先なので流局するまでノーテンであったことを言う必要はありません。
2.メンゼンであること
リーチはメンゼン役ですから、ポン・チー・ミンカンしている状態ではかけられません。アンカンはリーチをかけてもかまいません。
3.持ち点が1,000点以上あること
リーチをかけるには場に1,000点を供託しなければなりません。リーチをかるて持ち点が0になる場合にリーチをかけられないとするルールも見受けられます。
4.少なくとも1回のツモ番が残されていること
流局直前にもう自分のツモ番が回ってこないのにリーチはかけられません。鳴きが入って結果としてツモ番が回ってこなかったのは問題ありません。
リーチのかけ方
1.「リーチ!」と発生する
ハッキリ発声して捨てる牌を写真のように横に曲げます。その横に曲げた牌を「リーチ宣言牌」と言います。まれに黙って牌を横に曲げる人がいますがダメです。必ず発声しましょう。
2.1,000点棒を場に供託する
その時の1,000点棒を「リーチ棒」と言います。持ち点が1,000点に満たない時はリーチをかけられないとするルールが多いと思います。
3.リーチ宣言牌を鳴かれた場合
リーチ宣言牌を他の人に鳴かれた場合、次順で捨てる牌を忘れずに横に曲げましょう。
4.リーチ宣言牌をロンあがりされた場合
リーチは不成立になりますので、もしリーチ棒を場に出してしまっていた場合は自分に戻します。
リーチをかけたけど流局した場合
リーチ棒は場に供託されたまま次局へ持ち越されます。次局であがった人がもらえます。オーラスで流局した場合はその時点でトップの人がもらえるというのが一般的です。
リーチのメリット
1.役が付く
麻雀は4面子1雀頭ができていても役がなければあがれません。「ドラが3つもあるのに役がない…」そんな時はリーチをかければいいのです。
リーチ自体も1翻ですからリーチ1ドラ3の満貫であがれます。
2.裏ドラをめくれる
リーチをかけてあがれば裏ドラもつけることができますが、あがれるまで裏ドラが何なのかは見ることができません。
あがってみると裏ドラを暗刻で持っていて思わぬ大きな手に化けることもあります。
カンドラがある場合にはその裏ドラもつけることができます。
3.一発(1翻)がつくこともある
リーチをかけて1順位内に上がると「一発(イッパツ)」という1翻役が付きますが、鳴きが入るとつきません。
4.他家にプレッシャーをかけられる
親がいかにも高そうなリーチをかけたら、他の人は放銃したくないからとオリてくれるかもしれません。リーチで威嚇するので。
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リーチのデメリット
1.警戒される
リーチをかけるということは「私はテンパイしています」と宣言することですから、当然周りからは警戒されます。そうかんたんには当り牌を切ってはくれません。
2.手を変えることできない
リーチをかけたら以後テンパイ形は変えることができません。いくら他家に当たりそうな危険牌を持ってきても、自分のアガリ牌でなければ捨てなければなりません。
唯一の例外がアンカンです。リーチ後でもアンカンならしてもかまいませんが、待ちが変わらないことが条件です。
【リーチをかけている 待ちはと】
上記手配でリーチをかけている時にを持ってきた場合、アンカンをしてもかまいません。待ちはとのままで変わらないからです。カンドラも増えるしその裏ドラもめくることができます。
しかし、たとえば下図のような手配でリーチをかけている場合だとアンカンができません。
このテンパイ形の待ちはororの3つです。
ここにを持ってきた場合はアンカンしてもかまいませんが、を持ってきた場合はアンカンできません。
このような形になって待ちがのみに変わってしまうからです。
3.オリれない
前項とかぶりますが…たとえば他家が明らかに国士無双を作っていて、親の高そうなリーチにもひるまず危険牌を切ってきたときはテンパイしている可能性が高いです。
しかし、リーチをかけているとあがるかツモ切りしかできないので、1・9、字牌を持ってきても切らざるを得ず、国士無双に放銃したなんてことになりかねません。
リーチをかける判断
テンパイしたからといって必ずリーチをかける必要はありません。他に役があればあがれるのですから。
でも、リーチの判断基準は人によって様々ですし、その時のルールによっても変わってきますので参考程度に読んでください。
リーチをかける時
1.待ちが良形の時
リーチをかけるということは「私はテンパイしています。」と宣言することなので、他家からはなかなかアガリ牌は捨てられなくなります。しかし、下のような待ちであればどうでしょうか。
待ちはの5つもあります。
この手はがコーツであるので役牌という役が付いているのでリーチをかけなくてもあがれますが、待ちが5つもあるのであればリーチ後に自分でツモあがりできそうです。
2.リーチによってロン牌が出やすくなる時
たとえば、こんな捨て牌の時はやはスジなので通りそうな気がします。
待ちがやのテンパイ形であればリーチをかけることで逆にロン牌が出やすくなるかもしれません。
3.他家にオリて欲しい時
たとえば、下の写真、役牌1ドラ8の9翻が確定しています。
その日絶好調で何をしてもあがれてしまうノリノリな人に良くこのようなことが起こります。
普通ならこんなの見せられた他家はアガリをあきらめて放銃しないようにオリますが、まだ巡目が浅くすぐにあがれそうな手配の人は1,000点の手でもいいから先に上がって大物手を流してやろうと考えるかもしれません。
役満のイーシャンテンの人も向ってくるかもしれません。そのような時にリーチをかけることで彼らはビビッてオリてくれます。
4.裏ドラの期待値が大きい時
カンドラが2つめくれていたとしたら通常のドラと合わせて裏ドラが3枚もめくれることになります。
さらにサンアンコウの手だったりアンカンをしていた場合には裏ドラが乗れば一気に大物手に化ける可能性が出てきます。
リーチをかけない時
1.手が変わりそうな時
たとえば、こんな手配の時
これでリーチをかけたらリーチのみの1翻です。しかものペンチャンマチでよい待ちではありません。
ソーズを引いてチンイツにすれば6翻ですから、巡目にもよりますがリーチをかけずに手を伸ばす方がいいかもしれません。
2.役があって高得点の時
リーチをかけなくても十分な得点が得られるときはわざわざリーチをかけて他家からの警戒を高める必要はありません。
ダントツのTOPで迎えたオーラスで、1,000点のアガリでTOPのままゲーム終了となるのであればダマテン(リーチをかけないテンパイ)でサクッと終わらせましょう。
3.他のリーチ者の現物が待ちの場合
リーチをかけている他家のゲンブツ(捨てている牌)に自分の待ち牌がある場合、警戒がリーチをかけている他家に集まっている間にその牌でこっそり待っていましょう。
4.フリテン状態の時
麻雀では自分が一度捨てた牌がでロンあがりすることは「フリテン」といってできません。
この捨て牌の時に下の手ではロンあがりができません。「ロン」と宣言して自分の手を倒してしまったらチョンボで罰符を支払わなければなりません。
このテンパイ形の待ちはororの3つです。しかし、捨て牌にがあるのででロンあがりできないのはもちろん、ともロンあがりできません。
リーチをかけずに、たとえば、を引いてを捨てればとになりますから、そうなってからリーチを掛けるというのもひとつの手です。
一般的にはこのようなフリテン状態であってもツモあがりならできるというルールが多いようです。
なので、フリテン状態でもリーチは有効で、リーチをかけたこと自体ではチョンボにはなりません。
この手配のように待ちが良形でツモれる自信があるのであれば、リーチをかけてツモりに行くのもいいかもしれません。